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お知らせ
母の孤独死を経験して
母の最期と発見 私の母は、一人暮らしの団地の一室で、急性心筋梗塞により他界しました。最後に連絡を取り合ったのは約1カ月前のこと。帰省や定期的な訪問が叶わず、母の部屋には新聞や郵便物が山積みになっていました。近隣の方が様子を心配し、扉越しに部屋をのぞき込んだところ、ベッドの上で動かない母の姿を発見。すぐに警察に連絡してくれました。
市役所での死亡届や国民年金・健康保険の喪失手続きは、窓口で必要書類を提示することで、一般的な流れとほぼ同様に行えました。係の方には最低限の説明しか受けられませんでしたが、必要書類リストが一覧化されているため、ミスなく手続きを進められます。
遺品整理の現実と業者への依頼 最大の困難は部屋の片づけでした。新聞、雑誌、衣類、家具、食器などが残されたまま長期間放置された室内は、量・埃・湿気で手作業では到底片づけきれない状況。心身への負担も大きく、市内の許可業者(収集運搬許可取得済み)に遺品整理を依頼しました。 依頼の流れも見積もり→契約→当日の立ち会い→搬出・処分 費用も間取り(1DK)+残留物量 おおよそ15万円ぐらいで引き取ってくれました。
私の気づきとメッセージ 母の孤独死を通じて、「日常の見守り」と「事前準備」の重要性を痛感しました。高齢の親と離れて暮らす方は、定期的な連絡だけでなく、近所との協力体制や地域の見守りサービス、エンディングノートの活用もぜひ検討してほしいと思います。孤立を防ぎ、万一の際にも円滑に手続きや整理が進むよう、家族や地域で支え合う仕組みを作っていくことが、何より大切です。